30歳以下の若手建築家7組によるガラス建築の設計競技 最終選考(二次)公開審査

日 時 : 2012年 10月12日(金)18:00〜20:20

会 場 : AGC studio(東京・京橋)

 

出席者: 一次審査通過提案設計者3組
久保秀朗(久保都島建築設計事務所)、増田信吾 大坪克亘(増田信吾+大坪克亘)、米澤隆(HAP+)

審査委員長:佐藤淳(構造家)

審査員:太田浩史(建築家)、平沼孝啓(建築家)、花澤晴由(旭硝子株式会社・市場開発室室長)

 

主 催:AGC studio 旭硝子株式会社

協 力:AAF (NPO法人) アートアンドアーキテクトフェスタ

 

 

司会:本日はお忙しい中ご来場いただきまして、誠にありがとうございます。ただ今より、30歳以下の若手建築家7組による、ガラス建築の設計競技公開審査を開催いたします。私は、本日司会を務めさせていただきます、AAFの板橋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。それでは始めに、主催者のAGC studio 木原様よりご挨拶をお願いいたします。

AGC 木原:AGC studioの木原でございます。本日はお越しいただき誠にありがとうございます。30歳以下の建築家の方による、「多様な光のあるガラス建築」の設計競技ということで、本日は、先日の一次審査を経て、勝ち残った方たちによる最終提案と審査会を開催させていただきます。私どもAGC studio 旭硝子は、昨年からこのU-30の方たちの設計競技を開催させていただいております。昨年度、開催しました展覧会のチラシが映像に出ておりますが、今年の3月にこの会場の1階で、最優秀賞の案を提案された加藤さん・ヴィクトリアさんのガラスパビリオンが実寸大で展示されました。ご覧になられた方はまだ記憶に新しいかと思います。今年も最優秀賞の方には賞品の代わりに、ご提案を実寸大で展示する展覧会を開催していただく機会を準備しています。
ここで少し私どもAGC studioの紹介をさせてください。建築用のガラスのショールームとして、2010年の10月から開所しておりもう2年になりましたが、皆様方のようなプロの設計者や建築家の方に、実際に触っていただける硝子の展示をご用意することからはじまりました。ガラスへの期待が多様化され、断熱や省エネ、防犯、防災といろいろな要望と性能を望まれるのです。建築に携わっている方と一口で言いましても、設計事務所の方、建設会社の方、建材メーカーの方、工務店の方と多岐にわたっており、そのような職務の違った方たちにもわかりやすくお伝えできるようなショウルームを目指しておりました。そして、皆様にこちらのスタジオに来ていただき、楽しんでいただくための機会をつくろうということになり、年齢層に特化しない、いろいろなイベントを開催していきたいと思いました。そんな中、平沼先生がご提案されているU-30という、これからの建築界を担う、若い建築家の方たちの展覧会が大阪で開かれているという事を聞き、ぜひその場で活躍されている方々にガラスの事を考えていただけないかと思い、昨年に引き続き今年もこのようなコンペを開催いたしました。U-30を見守っているアラウンド40の方や50歳台の方、そして私のようにアラ還の方もいると思いますが、皆様が世代間を超えこれからの建築をかたちづくっていくのではないかと思っており、AGC studioはそのようなきっかけとなる場所になっていきたいと思っております。
本日はこのAGC studioの設計と総合的なプロデュースを担ってくださった東大の太田先生、数多くの建築を建築家とコラボレーションされ作品をつくられている構造家の佐藤淳先生、そしてU-30の仕掛け人であります建築家の平沼孝啓先生に審査していただくためにご多忙のところお越しいただいております。またAGC studioを所管しております、旭硝子、ガラスカンパニー市場開発室長、花澤を入れ、計4名の審査委員で今年の審査会を開催させていただきます。それでは皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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